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C++/CLIでハッシュテーブルを使用する

この記事は2020年07月17日に投稿しました。

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目次

  1. はじめに
  2. C++/CLIでハッシュテーブルを使用する
  3. おわりに

1. はじめに

こんにちは、iOSのエディタアプリPWEditorの開発者の二俣です。
今回は業務で使用しているC++/CLIでハッシュテーブルを使用する方法についてです。

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2. C++/CLIでハッシュテーブルを使用する

C++/CLIでハッシュテーブルを使用するには、Hashtableクラスを使用します。
ハッシュテーブルは、キーと値をペアで格納します。
値を取り出すときは、キーを指定して取り出します。

実装例

main.cpp
using namespace System;
using namespace System::Collections;

[STAThreadAttribute]
int main()
{
    // ハッシュテーブルを生成します。
    Hashtable^ table = gcnew Hashtable();

    // ハッシュテーブルに値を設定します。
    table->Add("alpha", "α");
    table->Add("beta", "β");
    table->Add("gamma", "γ");

    // ハッシュテーブルからキーを指定して値を取り出し、表示します。
    Console::WriteLine(table["alpha"]);
    Console::WriteLine(table["beta"]);
    Console::WriteLine(table["gamma"]);

    return 0;
}

実行結果

α
β
γ

API Reference

Hashtableクラス

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3. おわりに

ハッシュテーブルは、遠い昔Javaを覚えた時によく利用しました。
ハッシュテーブルはキーや値になんでも指定できたので便利な反面、型チェックしないと例外になってしまいます。
そのため今はキーや値に型指定できるDictionaryクラスの利用が推奨されています。

紹介している一部の記事のコードはGitlabで公開しています。
興味のある方は覗いてみてください。

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