この記事は2020年10月24日に投稿しました。
目次
リンク
1. はじめに
こんにちは、iOSのエディタアプリPWEditorの開発者の二俣です。
今回は業務で使用しているC++/CLIのラムダ式でマネージドの変数をキャプチャする方法についてです。
2. C++/CLIのラムダ式でマネージドの変数をキャプチャする
C++/CLIのラムダ式でマネージドの変数をキャプチャするには、以下のように実装します。
実装例
#include <msclr/gcroot.h> using namespace System; [STAThreadAttribute] int main() { // マネージドの変数はキャプチャできません(コンパイルエラーになります) //String^ value = "Hello world!"; // マネージドの変数をmsclr::gcrootでラップします。 msclr::gcroot<String^> value = "Hello world!"; // ラムダ式を定義します。 auto func = [value] { return value; }; // ラムダ式を実行し、結果を表示します。 String^ result = func(); Console::WriteLine(result); Console::ReadKey(); return 0; }
実行結果
Hello world!
Reference
3. おわりに
C++/CLIのラムダ式でマネージドの変数をキャプチャしようとしてできず、はまりました。
なんとか回避方法があるようです。
リンク
紹介している一部の記事のコードはGitlabで公開しています。
興味のある方は覗いてみてください。
私が勤務しているニューラルでは、主に組み込み系ソフトの開発を行っております。
弊社製品のハイブリッドOS [Bi-OS][Bi-OS]は高い技術力を評価されており、特に制御系や通信系を得意としています。
私自身はiOSモバイルアプリやウィンドウズアプリを得意としております。
ソフトウェア開発に関して相談などございましたら、お気軽にご連絡ください。
また一緒に働きたい技術者の方も随時募集中です。
興味がありましたらご連絡ください。
EMAIL : info-nr@newral.co.jp / m-futamata@newral.co.jp
TEL : 042-523-3663
FAX : 042-540-1688