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Vue3でgetCurrentScopeを使用する

この記事は 2023 年 02 月 16 日に投稿しました。

目次

  1. はじめに
  2. Vue3でgetCurrentScopeを使用する
  3. おわりに

1. はじめに

こんにちは、iOS のエディタアプリPWEditorの開発者の二俣です。
今回は業務で使用しているVue3getCurrentScopeを使用する方法についてです。

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2.Vue3でgetCurrentScopeを使用する

Vue3getCurrentScopeですが、現在のエフェクトスコープの情報が取得できます。

実装例

<script setup>
import { ref, effectScope, getCurrentScope, watchEffect, onMounted } from 'vue'

// リアクティブ変数を定義します。
const counter = ref(0);
  
// エフェクトスコープを取得します。
const scope = effectScope();
  
// エフェクトスコープを実行します。
const func = () => {
  watchEffect(() => {
    console.log("Counter: ", counter.value)
  });
};
scope.run(func);

// 現在のスコープを取得します。
const currentScope = getCurrentScope();

onMounted(() => {
  // スコープ内のリアクティブエフェクトの数を表示します。
  console.log("Effects: ", currentScope.effects.length); // Effects: 1
});
  
/**
 * 更新ボタンがクリックされた時に呼び出されます。
 */
const onClickUpdate = () => {
  // カウンタを更新します。
  counter.value++;
};
  
/**
 * 停止ボタンがクリックされた時に呼び出されます。
 */
const onClickStop = () => {
  // スコープ内のすべてのエフェクトを破棄します。
  scope.stop();
    console.log("Effects: ", currentScope.effects.length); // Effects: 1
}
</script>

<template>
  <button @click="onClickUpdate">
    更新
  </button>
  <button @click="onClickStop">
    停止
  </button>
</template>

リファレンス

Vue3

getCurrentScope

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3. おわりに

getCurrentScopeは、前回

www.paveway.info

で作成したエフェクトスコープがあれば、その情報が取得できるようです。

紹介している一部の記事のコードはGitlabで公開しています。
興味のある方は覗いてみてください。

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