この記事は2019年04月15日に投稿しました。
目次
- 作者: ビャーネ・ストラウストラップ,Bjarne Stroustrup,柴田望洋
- 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
- 発売日: 2015/02/28
- メディア: 単行本
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1. はじめに
こんにちは、iOSのエディタアプリPWEditorの開発者の二俣です。
今回は業務で使用しているC++で可変長配列を使用する方法についてです。
2. C++で可変長配列を使用する
C++で可変長配列を使用するには、STLのstd::vectorを使用します。
実装例
#include "stdafx.h" #include <vector> int _tmain(int argc, _TCHAR* argv[]) { // int値を格納する可変長配列の変数を定義する方法 std::vector<int> v; // 要素の大きさを指定して変数を定義する方法 //std::vector<int> v(10); // 要素の大きさと初期値を指定して変数を定義する方法 //std::vector<int> v(10, 1); // C++11以降では初期化子リストにる変数を定義する方法 // ただしVisual Studio2012では使用できませんでした。「 //std::vector<int> v{1, 2, 3}; // 値を末尾に追加します。 v.push_back(1); v.push_back(2); v.push_back(3); // 指定した位置に値を挿入します。 // 要素数より大きい位置には挿入できません。 // 例では"v.begin() + 4"は実行時エラーになります。 v.insert(v.begin() + 3, 5); // 要素数を取得します。 int size = (int)v.size(); // 添字を指定して値を取得する方法 for (int i = 0; i < size; ++i) { printf("%d", v[i]); } printf("\n"); // 範囲for文を使った値の取得方法 for (auto& value : v) { printf("%d", value); } printf("\n"); // イテレータを使って値を取得する方法 for (auto itr = v.begin(); itr != v.end(); ++itr) { printf("%d", *itr); } printf("\n"); // 末尾の値を削除します。 v.pop_back(); for (auto& value : v) { printf("%d", value); } printf("\n"); // 指定した位置の値を削除します。 // 要素数の範囲外を指定すると実行時エラーになります。 v.erase(v.begin() + 1); for (auto& value : v) { printf("%d", value); } printf("\n"); return 0; }
3. おわりに
STLはあまりよく知らなかったのですが、プロジェクトで一緒に作業している人が多用していました。
そのためいろいろ調べて、少しずつでも使えるようになりたいと思っています。
手始めにstd::vectorについて調べてみました。
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