この記事は2018年07月16日に投稿しました。
この記事は2018年07月21日に更新しました。
目次
[改訂新版]Swift実践入門 ── 直感的な文法と安全性を兼ね備えた言語 (WEB+DB PRESS plus)
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1. はじめに
こんにちは、iOSのエディタアプリPWEditorの開発者の二俣です。
今回はiCloudDocumentSyncライブラリを使って、iCloudでファイルコピーをしてみます。
PWEditorでは、iCloudDocumentSyncライブラリのドキュメントRenaming and Duplicating Documentsを参考に実装しました。
2. ファイルコピー処理
iCloudDocumentSyncライブラリを使ってファイルのコピーを行うには、iCloudオブジェクトのduplicateOriginalDocumentメソッドを使用します。
このメソッドで、ディレクトリもファイルもコピーできます。
ディレクトリをコピーする場合、配下のディレクトリやファイルもコピーされます。
コピー先に同名のディレクトリやファイルが存在する場合、エラーになります。
duplicateOriginalDocumentメソッドの引数fromPathはコピー元パス名、toPathはコピー先パス名を指定します。
コピーした結果はクロージャで返却されます。
エラーがあればerrorオブジェクトが設定されます。
import iCloudDocumentSync /** iCloudでディレクトリまたはファイルをコピーします。 - Parameter fromPath: コピー元パス名 - Parameter toPath: コピー先パス名 */ func copyFile(_ fromPath: String, toPath: String) { // iCloudオブジェクトを取得します。 guard let cloud = iCloud.shared() else { // iCloudが取得できない場合、処理を終了します。 // 念のためのチェックです。 // 必要に応じてエラー処理を行ってください。 return } // ディレクトリまたはファイルをコピーします。 cloud.duplicateOriginalDocument(fromPath, withNewName: toPath, completion: { (error: Error?) -> Void in if let error = error { // エラーの場合、処理を終了します。 // 必要に応じてエラー処理を行ってください。 return } // 正常終了の場合の処理を記述してください。 }) }
3. おわりに
iCloudDocumentSyncライブラリのファイルコピーは、簡単に実装できると思います。
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