この記事は2018年07月14日に投稿しました。
この記事は2018年07月21日に更新しました。
目次
Swift 4プログラミング入門 iOS 11+Xcode 9対応
- 作者: 飛岡辰哉
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- 発売日: 2018/03/19
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1. はじめに
こんにちは、iOSのエディタアプリPWEditorの開発者の二俣です。
今回はiCloudDocumentSyncライブラリを使って、iCloudでファイルのデータを取得してみます。
PWEditorでは、ドキュメントRetrieving Documents and Dataを参考に実装しました。
2. ファイルデータ取得処理
iCloudDocumentSyncライブラリでファイルのデータを取得するには、iCloudオブジェクトのretrieveCloudDocumentメソッドを使用します。
retrieveCloudDocumentメソッドの引数には、ファイルパス名を指定します。
実行した結果はクロージャで返却されます。
ファイルデータの取得でエラーが発生した場合は、errorオブジェクトが設定されます。
取得したファイルデータはData型で、cloudDocumentに設定されます。
import iCloudDocumentSync /** iCloudでファイルデータを取得します。 - Parameter pathname: ファイルパス名 */ func getFileData(_ filePathName: String) { // iCloudオブジェクトを取得します。 guard let cloud = iCloud.shared() else { // iCloudが取得できない場合、処理を終了します。 // 念のためのチェックです。 // 必要に応じてエラー処理を行ってください。 return } // ファイルデータを取得します。 cloud.retrieveCloudDocument(withName: filePathName, completion: { (cloudDocument: UIDocument?, documentData: Data?, error: Error?) -> Void in if let error = error { // エラーの場合、処理を終了します。 // 必要に応じてエラー処理を行ってください。 return } guard let documentData = documentData else { // データが取得できない場合、処理を終了します。 // 必要に応じてエラー処理を行ってください。 return } // 正常終了の場合の処理を記述してください。 // 取得したファイルデータはData型のため、ファイルの内容に合わせて適切に変換してください。 // PWEditorでは、 // ①ファイルデータがテキストデータかチェックする。 // ②テキストデータに変換する。 // を行なっています。 }) }
3. おわりに
iCloudDocumentSyncライブラリのファイルデータを取得するメソッド名は、あまりなじみのない名前だと思いました。
ただ実装自体は、わりと簡単にできると思います。
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