Vue3のwatchのgetterでネストしたプロパティを監視する

この記事は 2023 年 01 月 21 日に投稿しました。

1. はじめに

こんにちは、iOS のエディタアプリPWEditorの開発者の二俣です。
今回は業務で使用しているVue3のwatchのgetterでネストしたプロパティを監視する方法についてです。

2.Vue3のwatchのgetterでネストしたプロパティを監視する

Vue3のwatchのgetterでネストしたプロパティを監視するには、以下のような実装にします。

実装例

<script setup>
import { reactive, watch } from 'vue'

// ネストしたプロパティを持つオブジェクトを定義します。
const car = reactive({
  name: "",
  model: {
    type: 0
  }
})

// watchのgetterでネストしたプロパティを監視する場合
// deepオプションをtrueに設定します。
watch(() => car, () => {
  console.log(car.model.type);
},
{ deep: true });

const onClick = () => {
  // ネストしたプロパティtypeを更新します。
  car.model.type += 1;
};
</script>

<template>
  <button @click="onClick">
    更新
  </button>
</template>

リファレンス

3. おわりに

watchのgetterは、デフォルトではネストしたプロパティが変更されても監視されないようです。
そのためwatchのgetterでネストしたプロパティを監視したい場合、deepオプションをtrueに設定する必要があるようです。

リンク

紹介している一部の記事のコードはGitlabで公開しています。
興味のある方は覗いてみてください。

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