この記事は2018年11月30日に投稿しました。
目次
かんたん Visual C++ [改訂2版] (プログラミングの教科書)
- 作者: 堀義博
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2017/10/13
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログ (1件) を見る
1. はじめに
こんにちは、iOSのエディタアプリPWEditorの開発者の二俣です。
今回は業務で使用しているMFCで線を描画する方法についてです。
2. MFCで線を描画する
MFCで線を描画するには、CPenクラスとMoveTo関数、LineTo関数を使用します。
まず線を描画するため、CPenクラスのCreatePen関数でペンを作成します。
次に線の始点をMoveTo関数で指定し、終点をLineTo関数で指定して、線を描画します。
書式
BOOL CreatePen(
int nPenStyle,
int nWidth,
COLORREF crColor
);
引数
nPenStyle
ペンのスタイルを指定します。
以下の定数を指定します。
定数 | 説明 |
---|---|
PS_SOLID | 実線 |
PS_DASH | 破線 |
PS_DOT | 点線 |
PS_DASHDOT | 1点破線 |
PS_DASHDOTDOT | 2点破線 |
PS_NULL | null |
PS_INSIDEFRAME | 外接する四角形 |
nWidth
ペンの太さを指定します。
0の場合1ピクセルになります。
crColor
色を指定します。
戻り値
成功した場合、0以外の値を返却します。
失敗した場合、0を返却します。
実装例
ピクチャーコントロールに線を描画します。
// ピクチャーコントロール CStatic m_pcImage; // ピクチャーコントロールのデバイスコンテキストを取得します。 CDC* pDC = m_pcImage.GetDC(); // ペンを作成します。 // ペンのスタイル : 実線 // ペンの太さ : 1 // ペンの色 : 黒 CPen pen; pen.CratePen(PS_SOLID, 1, RGB(0, 0, 0)); // 新しいペン(pen)を設定し、設定されていた元のペンをpOldPenに保存します。 CPen* pOldPen = pDC->SelectObject(&pen); // MoveToで始点指定し、LineToまで線を描画します。 pDC->MoveTo(10, 20); pDC->LineTo(100, 200); // 元のペンに戻します。 pDC->SelectObject(pOldPen);
3. おわりに
他の描画関連の関数も同じような手順になります。
お仕事決まれば全額キャッシュバック!転職特化型Ruby実践研修【ポテパンキャンプ】
標準講座MFC6.0―Visual C++による効率的なWindowsプログラミング (Programmer’s SELECTION)
- 作者: ハーバートシルト,田中正造,Herbert Schildt,コスモワークス
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 1999/04/01
- メディア: 単行本
- 購入: 11人 クリック: 39回
- この商品を含むブログ (4件) を見る
紹介している一部の記事のコードはGitlabで公開しています。
興味のある方は覗いてみてください。
私が勤務しているニューラルでは、主に組み込み系ソフトの開発を行っております。
弊社製品のハイブリッドOS Bi-OSは高い技術力を評価されており、特に制御系や通信系を得意としています。
私自身はiOSモバイルアプリやウィンドウズアプリを得意としております。
ソフトウェア開発に関して相談などございましたら、お気軽にご連絡ください。
また一緒に働きたい技術者の方も随時募集中です。
興味がありましたらご連絡ください。
EMAIL : info-nr@newral.co.jp / m-futamata@newral.co.jp
TEL : 042-523-3663
FAX : 042-540-1688