MFCで長方形を描画する。

この記事は2018年12月01日に投稿しました。 この記事は2019年06月15日に更新しました。

目次

1. はじめに
2. MFCで長方形を描画する
3. おわりに

かんたん Visual C++ [改訂2版] (プログラミングの教科書)

1. はじめに

こんにちは、iOSのエディタアプリPWEditorの開発者の二俣です。
今回は業務で使用しているMFCで長方形を描画する方法についてです。

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2. MFCで長方形を描画する

MFCで長方形を描画するには、前回

paveway.hatenablog.com

で説明したCPenクラスと、CBrushクラス、Rectangle関数を使用します。　　

長方形の外枠をCPenクラスで描画し、長方形の内部をCBrushで塗りつぶします。

書式

BOOL Rectangle( int x1, int y1, int x2, int y2 );

引数

x1
長方形の左上隅のx座標を指定します。

y1
長方形の左上隅のy座標を指定します。

x2
長方形の右下隅のx座標を指定します。

y2
長方形の右下隅のy座標を指定します。

戻り値

成功した場合、0以外の値を返却します。
失敗した場合、0を返却します。

実装例

ピクチャーコントロールに長方形を描画します。

// ピクチャーコントロール
CStatic m_pcImage;

// ピクチャーコントロールのデバイスコンテキストを取得します。
CDC* pDC = m_pcImage.GetDC();

// ペンを作成します。
// ペンのスタイル : 実線
// ペンの太さ    : 1
// ペンの色     : 黒
CPen pen;
pen.CratePen(PS_SOLID, 1, RGB(0, 0, 0));

// 新しいペン(pen)を設定し、設定されていた元のペンをpOldPenに保存します。
CPen* pOldPen = pDC->SelectObject(&pen);

// ブラシを作成します。
// 塗りつぶし色 : 白
CBrush brush(RGB(255, 255, 255));

// 新しいブラシ(brush)を設定し、設定されていた元のブラシをpOldBrushに保存します。
CBrush* pOldBrush = pDC->SelectObject(&brush);

// 長方形を描画します。
pDC->Rectangle(10, 20, 200, 200);

// 元のブラシに戻します。
pDC->SelectObject(pOldBrush);

// 元のペンに戻します。
pDC->SelectObject(pOldPen);

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3. おわりに

長方形を描画する場合、枠線と内部の塗りつぶしはそれぞれ別のオブジェクトが必要になります。
線の描画に比べ、ちょっと手間が増えます。

今年も残りあと1か月になりました。
引き続き毎日更新できるようがんばりたいと思います。

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興味のある方は覗いてみてください。

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