この記事は2018年10月29日に投稿しました。
目次
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1. はじめに
こんにちは、iOSのエディタアプリPWEditorの開発者の二俣です。
今回は業務で使用しているVB6のお話です。
2. ファイル読み込み処理
VB6でファイルの読み込みは以下の手順で行います。
今回はテキストファイルを想定しています。
ファイル番号を取得します。
VB6の場合、ファイル番号に対してファイル操作します。
ファイル番号は任意の未使用の数値を指定します。
FreeFile関数は未使用のファイル番号を返してくれます。Openステートメントでファイルを開きます。
Openステートメントの書式は以下の通りです。
書式
Open <ファイルパス名> For <モード> As #<ファイル番号>- ファイルパス名: 読み込むファイルのフルパス名を指定します。
- モード: いくつか指定できるものがありますが、今回は読み込みなのでInputを指定します。
- ファイル番号: 1で取得したファイル番号を指定します。
ファイルの終端まで処理を繰り返します。
EOF関数は、ファイルの終端かどうか返します。Line Inputステートメントで、ファイルデータを1行ずつ読み込みます。
Closeステートメントでファイルをクローズします。
実装例
Function ReadFile(filePathName As String) As Boolean Dim fileNum As Integer Dim buf As String On Error GoTo Finally ReadFile = False '1. ファイル番号を取得します。 fileNum = FreeFile() '2. ファイルを開きます。 Open filePathName For Input As #fileNum '3. ファイルの終端まで繰り返します。 Do Until EOF(fileNum) '4. ファイルデータを1行読み込みます。 Line Input #fileNum, buf Debug.Print buf Loop ReadFile = True Finally: '5. ファイルを閉じます。 Close #fileNum End Function
3. おわりに
業務で参考にしたコードは、ファイル番号に即値を使用していました。
そのため、読み込み用と書き込み用のファイルを複数開いている処理で、どっちのファイル番号が読み込み用か書き込み用かわかりにくく、混乱しました。
かんたんプログラミング Visual Basic 6 応用編
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