この記事は2018年09月20日に投稿しました。
目次
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1. はじめに
こんにちは、iOSのエディタアプリPWEditorの開発者の二俣です。
今回はPWEditorのローカルファイルの操作の1つ、ファイルのデータを書き出す方法を紹介します。
2. ファイルのデータを書き出す
Swiftでファイルのデータは、NSStringクラスのwriteメソッドで書き出します。
writeメソッドは以下の引数を取ります。
- toFile : ファイルパス名を指定します。
- atomically : trueの場合は一旦一時ファイルに書き込み、その後実ファイルに反映します。
falseの場合は直接実ファイルに書き込みます。
PWEditorでは、"true"を指定しています。 - encoding : 文字エンコーディングを指定します。 PWEditorでは、デフォルト"UTF-8"にしています。
writeメソッドの実行に失敗すると例外が発生するため、do-catchで処理します。
実装例
/** ファイルデータを書き出します。 - Parameter filePathName: ファイルパス名 - Parameter fileData: ファイルデータ - Parameter encoding: 文字エンコーディング(デフォルトString.Encoding.utf8) */ class func writeFileData(_ filePathName: String, fileData: String, encoding: String.Encoding = String.Encoding.utf8) -> Bool { do { try fileData.write(toFile: filePathName, atomically: true, encoding: encoding) } catch { return false } return true }
API Reference
writeメソッド
3. おわりに
ファイルデータの書き出しですが、ファイルデータの型によって他にもいろいろ方法がありそうです。
PWEditorのファイルデータ編集画面では、ファイルデータを文字列で扱っているため、今回の方法で実装しました。
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