C++/CLIでINIファイルから値を読み出す

この記事は2020年09月20日に投稿しました。

目次

1. はじめに
2. C++/CLIでINIファイルから値を読み出す
3. おわりに

リンク

1. はじめに

こんにちは、iOSのエディタアプリPWEditorの開発者の二俣です。
今回は業務で使用しているC++/CLIでINIファイルから値を読み出す方法についてです。

目次へ

2. C++/CLIでINIファイルから値を読み出す

C++/CLIでINIファイルから値を読み出すには、以下のような処理で行います。

実装例

#include <windows.h>
#include <msclr/marshal_cppstd.h>

using namespace System;

/**
 * @brief INIファイルから値を読み出します。
 * 
 * @param [in] section セクション
 * @param [in] key キー
 * @param [in] defValue 取得できなかった場合のデフォルト値
 * @param [in] filePathName INIファイルパス名
 * @return INIファイルか読み出した値
 */
String^ ReadValue(String^ section, String^ key, String^ defValue, String^ filePathName)
{
    pin_ptr<const wchar_t> wSection = PtrToStringChars(section);
    pin_ptr<const wchar_t> wKey = PtrToStringChars(key);
    pin_ptr<const wchar_t> wDefValue = PtrToStringChars(defValue);
    pin_ptr<const wchar_t> wFilePathName = PtrToStringChars(filePathName);

    TCHAR returnValue[256];
    int returnValueLen = sizeof(returnValue) / sizeof(TCHAR);
    SecureZeroMemory(returnValue, sizeof(returnValue));

    GetPrivateProfileString(wSection, wKey, wDefValue, returnValue, returnValueLen, wFilePathName);
    return gcnew String(returnValue);
}

[STAThreadAttribute]
int main()
{
    String^ value = ReadValue("section", "key", String::Empty, ".\\sample.ini");
    Console::WriteLine(value);
}

目次へ

3. おわりに

前回

www.paveway.info

同様、今回はINIファイルから値を読み出す方法についてです。

リンク

紹介している一部の記事のコードはGitlabで公開しています。
興味のある方は覗いてみてください。

目次へ

---

私が勤務しているニューラルでは、主に組み込み系ソフトの開発を行っております。
弊社製品のハイブリッドOS [Bi-OS][Bi-OS]は高い技術力を評価されており、特に制御系や通信系を得意としています。
私自身はiOSモバイルアプリやウィンドウズアプリを得意としております。
ソフトウェア開発に関して相談などございましたら、お気軽にご連絡ください。

また一緒に働きたい技術者の方も随時募集中です。
興味がありましたらご連絡ください。

EMAIL : info-nr@newral.co.jp / m-futamata@newral.co.jp
TEL : 042-523-3663
FAX : 042-540-1688

目次へ