この記事は2018年07月12日に投稿しました。
この記事は2018年07月21日に更新しました。
目次
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1. はじめに
こんにちは、iOSのエディタアプリPWEditorの開発者です。
今回はiCloudDocumentSyncライブラリを使って、iCloudでファイルを作成してみます。
Dropbox APIやOneDrive APIの説明でもお話ししましたが、PWEditorでは新規ファイルは編集前に作成する仕様になっています。
そのためデータなしの状態でファイルを作成します。
PWEditorでは、ドキュメントのUploading Documentsを参考に実装しました。
2. ファイル作成処理
iCloudDocumentSyncライブラリでファイル作成するには、saveAndCloseDocumentWithNameメソッドを使用します。
このメソッドは、ファイルを保存する際にも使用します。
引数は、パス名付きのファイル名とファイルデータになります。
ファイル作成の場合、ファイルデータに空のData型のデータを指定します。
ファイルを作成した結果は、クロージャで返却されます。
ファイルの作成でエラーの場合は、errorオブジェクトが設定されます。
import iCloudDocumentSync /** ファイルを作成します。 - Parameter fileName: パス名付きのファイル名 */ func createFile(_ fileName: String) { // iCloudオブジェクトを取得します。 guard let cloud = iCloud.shared() else { // iCloudが取得できない場合、処理を終了します。 // 念のためのチェックです。 // 必要に応じてエラー処理を行ってください。 return } // ファイルデータを空で生成します。 let content = Data() // ファイルを作成します。 cloud.saveAndCloseDocument(withName: fileName, withContent: content, completion: { (cloudDocument: UIDocument?, documentData: Data?, error: Error?) -> Void in if let error = error { // エラーの場合、処理を終了します。 // 必要に応じてエラー処理を行ってください。 return } // 正常終了の場合の処理を記述してください。 }) }
3. おわりに
iCloudDocumentSyncライブラリのファイル作成は、ファイル一覧取得に比べて簡単です。
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