この記事は2018年07月29日に投稿しました。
目次
絶対に挫折しないiPhoneアプリ開発「超」入門 増補第6版【Swift 4 & iOS 11】完全対応 (Informatics&IDEA)
- 作者: 高橋京介
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1. はじめに
こんにちは、iOSのエディタアプリPWEditorの開発者の二俣です。
今回はSwiftのGoogleDrive APIでファイルデータを更新してみます。
PWEditorでは、SwiftのGoogleDrive APIを操作するため、
を使用しています。
2. 前提
下記の記事を参考にGoogleDrive APIを使用できる状態にしておいてください。
SwiftでGoogleDrive APIを使用する準備を行う。 - プログラムを書こう!
SwiftのGoogleDrive APIで初期化処理を行う。 - プログラムを書こう!
SwiftのGoogleDrive APIでサインインを行う。 - プログラムを書こう!
3. ファイルデータ更新処理
SwiftのGoogleDrive APIでファイルデータを更新するには、Google APIs Client Library for Objective-C For RESTライブラリのGTLRService#executeQueryメソッドを使用します。
以下に手順を示します。
- 引数のファイルデータとMIMEタイプ"text/plain"を指定して、パラメータ(GTLRUploadParameters)オブジェクトを作成します。
- ファイル(GTLRDrive_File)オブジェクトを作成します。
- 2で作成したファイル(GTLRDrive_File)オブジェクト、引数のファイル名(実際はファイルのID)、1で作成したパラメータ(GTLRUploadParameters)オブジェクトをを指定して、クリエオブジェクトを作成します。
- 3で作成したクエリオブジェクトを指定して、GTLRService#executeQueryメソッドを実行し、ファイルデータを更新します。
PWEditorでGTLRServiceオブジェクトは、AppDelegateでgoogleDriveServiceDriveとして保持しています。 - GTLRService#executeQueryメソッドを実行した結果は、クロージャで返却されます。
エラーの場合、errorオブジェクトが設定されます。
AppDelegate.swift
@UIApplicationMain class AppDelegate: UIResponder, UIApplicationDelegate { ... /// GoogleDriveサービスドライブ let googleDriveServiceDrive = GTLRDriveService() .... }
ViewController.swift
import GoogleAPIClientForREST /** GoogleDrive APIで、ファイルデータを更新します。 - Parameter fileName: ファイル名(実際はファイルのID) - Parameter fileData ファイルデータ */ func updateFile(_ fileName: String, fileData: Data) { // 1. 引数のファイルデータとMIMEタイプ"text/plain"を指定して、パラメータ(GTLRUploadParameters)オブジェクトを作成します。 let mimeType = "text/plain" let uploadParameters = GTLRUploadParameters(data: fileData, mimeType: mimeType) // 2. ファイル(GTLRDrive_File)オブジェクトを作成します。 let updateDriveFile = GTLRDrive_File() // 3. 2で作成したファイル(GTLRDrive_File)オブジェクト、引数のファイル名(実際はファイルのID)、1で作成したパラメータ(GTLRUploadParameters)オブジェクトを指定して、クエリオブジェクトを作成します。 let query = GTLRDriveQuery_FilesUpdate.query(withObject: updateDriveFile, fileId: fileName, uploadParameters: uploadParameters) // 4. 3で作成したクエリオブジェクトを指定して、GTLRService#executeQueryメソッドを実行します。 let appDelegate = appDelegate.googleDriveServiceDrive let serviceDrive = appDelegate.googleDriveServiceDrive serviceDrive.executeQuery(query, completionHandler: { (ticket: GTLRServiceTicket?, updatedFile: Any?, error: Error?) -> Void in if let error = error { // 5. エラーの場合、処理を終了します。 // 必要に応じてエラー処理を行ってください。 return } // 正常終了の場合の処理を記述してください。 }) }
4. おわりに
手順としては、 paveway.hatenablog.com と同じような手順になります。
PWEditorでファイルデータ更新処理を実装した時に参考にしたドキュメントが、以前はGoogleのサイトにあったと思うのですが、今は見つけられませんでした。
代わりの以下がGoogleDrive APIのファイル更新に関するRESTのリファレンスになります。
File:update
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紹介している一部の記事のコードはGitlabで公開しています。
興味のある方は覗いてみてください。
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