この記事は2018年07月05日に投稿しました。
この記事は2018年07月21日に更新しました。
目次
本気ではじめるiPhoneアプリ作り Xcode 9.x+Swift 4.x対応 (「ヤフー黒帯」シリーズ)
- 作者: 西磨翁
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1. はじめに
こんにちは、iOSのエディタアプリPWEditorの開発者の二俣です。
OneDrive APIの移動処理について説明します。
OneDrive APIの移動はコピーと同様、ファイルもディレクトリも同じメソッドで行えます。
ドキュメント"Items in the OneDrive SDK for iOS"の"Moving and updating an Item"を参考にしました。
2. ファイル移動処理
OneDrive APIの移動は、updateメソッドで行います。
引数はシンプルに、移動元のIDと移動先のIDになります。
移動元がディレクトリの場合、ディレクトリが移動されます。
ディレクトリの場合、配下のディレクトリやファイルごと移動されます。
移動先に移動元と同名のファイルやディレクトリが存在する場合、エラーになります。
コピーと異なり、"root"ディレクトリへの移動も、updateメソッドで可能です。
import OneDriveSDK /** ディレクトリやファイルを移動します。 - Parameter fromId: 移動元のディレクトリまたはファイルのID - Parameter toId: 移動先のディレクトリのID */ func moveFile(_ fromId: String, toId: String) { // 認証済みクライアントオブジェクトを取得します。 guard let client = ODClient.loadCurrent() else { // 認証済みクライアントオブジェクトが取得できない場合、処理を終了します。 // 念のためのチェックです。 // 必要に応じてエラー処理を行ってください。 return } // 移動を実行します。 let updatedItem = ODItem() updatedItem.id = fromId updatedItem.parentReference = ODItemReference() updatedItem.parentReference.id = toId client.drive().items(fromId).request().update(updatedItem, withCompletion: { (item: ODItem?, error: Error?) -> Void in if let error = error { // エラーの場合、処理を終了します。 // 必要に応じてエラー処理を行ってください。 return } // 正常終了の場合の処理を記述してください。 }) }
3. おわりに
移動は用意されたupdateメソッドで、"root"ディレクトリもサブディレクトリも実行できて助かりました。
ただし、メソッド名が"update"なのは少し違和感があります。
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