この記事は2018年10月11日に投稿しました。
目次
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1. はじめに
こんにちは、iOSのエディタアプリPWEditorの開発者の二俣です。
今回はSwiftのBox APIでファイルをコピーする手順の紹介です。
2. 前提
iOSアプリからBox APIにアクセスするため、Box iOS SDKライブラリを使用します。
以下の記事を参考に、Box APIを使用する準備をしておいてください。
3. ファイルコピー処理
SwiftのBox APIでファイルをコピーするには、fileCopyRequestメソッドを使用します。
ディレクトリはこのメソッドでコピーできず、別のメソッドでコピーします。
以下がファイルをコピーする手順です。 この手順はドキュメントに記載がなかったため、調べながら実装しました。
- Boxのクライアントオブジェクトを取得します。
クライアントオブジェクトのfileCopyRequestメソッドで、ファイルコピーリクエストを生成します。
fileCopyRequestメソッドの引数には、- コピー元のファイルのID
- コピー先のディレクトリのID
を指定します。
- ファイルコピーリクエストのperformメソッドを実行し、ファイルをコピーします。 コピーした結果はクロージャで返却されます。 ネットワークアクセスしますので、PWEditorではファイルコピー中は、処理中ダイアログを表示しています。
- エラーがあれば、クロージャーの引数errorが設定されます。
コピーしたファイルはクロージャーの引数fileに設定されます。
実装例
import BOXContentSDK /** ファイルをコピーします。 - Parameter fileId: コピー元のファイルのID - Parameter parentId: コピー先のディレクトリのID */ func copyFile(_ fileId: String, parentId: String) { // 1. クライアントオブジェクトを取得します。 guard let client = BoxContentClient.default() else { // クライアントオブジェ久我取得できない場合、処理を終了します。 // 必要に応じてエラー処理を行ってください。 return } // 2. ファイルコピーリクエストを取得します。 guard let request = client.fileCopyRequest(withID: fileId, destinationFolderId: parentId) else { return } // 3. ファイルをコピーします。 request.perform(completion: { (file: BOXFile?, error: Error?) -> Void in // 4. エラーかチェックします。 if let error = error { // エラーの場合、処理を終了します。 // 必要に応じてエラー処理してください。 return } // 以降正常終了した場合の処理を記述してください。 }) }
4. おわりに
Box APIでコピーは、ディレクトリとファイルで使用するメソッドが異なります。
使う側からすると、正直一緒でもいいのでは、と思います。
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