この記事は2018年07月06日に投稿しました。
この記事は2018年07月21日に更新しました。
目次

本気ではじめるiPhoneアプリ作り Xcode 9.x+Swift 4.x対応 (「ヤフー黒帯」シリーズ)
- 作者: 西磨翁
- 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
- 発売日: 2017/12/14
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1. はじめに
こんにちは、iOSのエディタアプリPWEditorの開発者の二俣です。
OneDrive APIでファイルを削除してみます。
PWEditorでは、ドキュメント"Items in the OneDrive SDK for iOS"の"Delete an Item"を参考に実装しました。
2. ファイル削除処理
OneDrive APIでファイルを削除するには、deleteメソッドを使用します。
このメソッドでディレクトリやファイルを削除できます。
ディレクトリを削除する場合、配下のディレクトリやファイルごと削除されます。
認証済みクライアントオブジェクトから、削除したいディレクトリまたはファイルのIDを指定して、リクエストオブジェクトを取得します。
そのリクエストオブジェクトに対し、deleteメソッドを実行します。
削除した結果はクロージャで返却されます。
エラーの場合、errorオブジェクトが設定されます。
PWEditorでは、削除前に確認ダイアログを表示して、削除確認を行ってから削除しています。
import OneDriveSDK /** ディレクトリやファイルを削除します。 - Parameter fileId: ディレクトリまたはファイルのID */ func deleteFile(_ fileId: String) { // 認証済みクライアントオブジェクトを取得します。 guard let client = ODClient.loadCurrent() else { // 認証済みクライアントオブジェクトが取得できない場合、処理を終了します。 // 念のためのチェックです。 // 必要に応じてエラー処理を行ってください。 return } // リクエストオブジェクトを取得します。 guard let drive = client.drive(), let items = drive.items(fileId), let request = items.request() else { // リクエストオブジェクトが取得できない場合、処理を終了します。 // 必要に応じてエラー処理を行ってください。 return } // 削除処理を実行します。 request.delete { (error: Error?) -> Void in if let error = error { // エラーの場合、処理を終了します。 // 必要に応じてエラー処理を行ってください。 return } // 正常終了の場合の処理を記述してください。 } }
3. おわりに
削除処理はドキュメント通りで、かつシンプルに実装できました。

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