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C++/CLIのUIスレッドの未捕捉の例外を処理する

この記事は2020年07月03日に投稿しました。

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目次

  1. はじめに
  2. C++/CLIのUIスレッドの未捕捉の例外を処理する
  3. おわりに

1. はじめに

こんにちは、iOSのエディタアプリPWEditorの開発者の二俣です。
今回は業務で使用しているC++/CLIのUIスレッドの未捕捉の例外を処理する方法についてです。

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2. C++/CLIのUIスレッドの未捕捉の例外を処理する

C++/CLIのUIスレッドの未捕捉の例外がスローされると、ThreadExceptionイベントが発生します。
そのためThreadExceptionイベントのイベントハンドラで、UIスレッドの未捕捉の例外を処理します。

実装例

main.cpp
#include "MainForm.h"

using namespace System;
using namespace System::Threading;

using namespace CLIThreadException;

/**
 * @brief UIスレッドで発生した未捕捉の例外が発生した時呼び出されます。
 */
static void Application_ThreadExceptionEventHandler(Object^ sender, ThreadExceptionEventArgs^ e)
{
    // 例外のメッセージとスタックトレースを表示します。
    Exception^ exception = e->Exception;
    String^ message = exception->Message;
    String^ stackTrace = exception->StackTrace;
    String^ errorMessage = String::Format("{0}\n{1}", message, stackTrace);
    MessageBox::Show(errorMessage, "Error", MessageBoxButtons::OK, MessageBoxIcon::Error);

    // 何もしないとアプリケーションの処理は継続します。
}

[STAThreadAttribute]
int main()
{
    // ThreadExceptionイベントハンドラを登録します。
    Application::ThreadException += gcnew ThreadExceptionEventHandler(&Application_ThreadExceptionEventHandler);

    // メイン画面を表示します。
    MainForm^ mainForm = gcnew MainForm();
    Application::Run(mainForm);
    return 0;
}

API Reference

ThreadExceptionイベント

ThreadExceptionEventHandlerデリゲート

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3. おわりに

予期せぬ例外が発生するとアプリがクラッシュすることになります。
本来であれば個々の例外を適切に処理する必要がありますが、それでも防ぎきれない例外が発生した場合、アプリがクラッシュしないような対策方法を調査しました。

紹介している一部の記事のコードはGitlabで公開しています。
興味のある方は覗いてみてください。

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