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Vue.jsのコンポーネントで親のdataを子へ渡す

この記事は2020年03月25日に投稿しました。

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目次

  1. はじめに
  2. Vue.jsのコンポーネントで親のdataを子へ渡す
  3. おわりに

1. はじめに

こんにちは、iOSのエディタアプリPWEditorの開発者の二俣です。
今回は業務で使用しているVue.jsのコンポーネントで親のdataを子へ渡す方法についてです。

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2. Vue.jsのコンポーネントで親のdataを子へ渡す

Vue.jsのコンポーネントで親のdataを子へ渡すには、v-bindを使用します。
v-bindによりコンポーネントのpropsで定義した変数と、親のdataで定義した変数を紐づけます。

実装例

<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
  <meta charset="utf-8">
  <title>Sample</title>
</head>
<body>
  <!-- 'app'のタグはVue.jsによって操作されます。 -->
  <div id="app">
    <!-- コンポーネントを表示します。 -->
    <!-- v-bindで親のdata"inputValue"とコンポーネントのprops"message"を紐づけます。 -->
    <input v-model="inputValue">
    <comp-child v-bind:message="inputValue"></comp-child>
  </div>

  <!-- Vue.jsを使用します。 -->
  <script src="https://cdn.jsdelivr.net/npm/vue/dist/vue.js"></script>
  <script src="vue.js"></script>

  <!-- Vue.jsで操作する内容です。 -->
  <script>
  Vue.config.productionTip = false

  // コンポーネントを定義します。
  // new Vueの前に定義します。
  // templateで変数を使用します。
  Vue.component('comp-child', {
    template: `<p>入力した内容は {{ message }}<p>`,
    // propsでデータを受け取る変数を定義します。
    props: ['message']
  })

  var app = new Vue({
    // divタグの'app'内を操作対象とします。
    el: '#app',
    // コンポーネントに渡す変数を定義します。
    data: {
      inputValue: ''
    }
  })
  </script>
</body>
</html>

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3. おわりに

前回

www.paveway.info

は、親から固定値を受け取る方法でした。
今回は親からdataに定義された変数を受け取る方法です。
これにより親からのリアクティブな変数を受け取れるようになります。

紹介している一部の記事のコードはGitlabで公開しています。
興味のある方は覗いてみてください。

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