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Vue.jsでフィルタを使用する

この記事は2020年03月18日に投稿しました。

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目次

  1. はじめに
  2. Vue.jsでフィルタを使用する
  3. おわりに

1. はじめに

こんにちは、iOSのエディタアプリPWEditorの開発者の二俣です。
今回は業務で使用しているVue.jsでフィルタを使用する方法についてです。

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2. Vue.jsでフィルタを使用する

Vue.jsでフィルタを使用するには、watchプロパティを定義します。
フィルタを定義すると、監視するデータに変化がある時に処理を呼び出させるようになります。

定義
new Vue({
  ...
  filters: {
    <フィルタ名>: function(val) {
      // フィルタ処理
      return <ファイル処理した値>
    }
})
Mustacheで使用する場合
{{ 対象のデータ | フィルタ名 }}
v-bindディレクティブで使用する場合
<div v-bind:id="対象のデータ | フィルタ名"></div>

実装例

<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
  <meta charset="utf-8">
  <title>Sample</title>
</head>
<body>
  <!-- 'app'のタグはVue.jsによって操作されます。 -->
  <div id="app">
    <input v-model="value">{{ message }}
  </div>

  <!-- Vue.jsを使用します。 -->
  <script src="https://cdn.jsdelivr.net/npm/vue/dist/vue.js"></script>
  <script src="vue.js"></script>

  <!-- Vue.jsで操作する内容です。 -->
  <script>
  Vue.config.productionTip = false
  var app = new Vue({
    // divタグの'app'内を操作対象とします。
    el: '#app',
    // 
    data: {
      value: 100,
      message: ''
    },
    // フィルターを定義します。
    watch: {
      // 入力された値によりメッセージを変更します。
      value: function(newValue, oldValue) {
        if (newValue < 10) {
          this.message = '少ない'
        } else if (newValue == 10) {
          this.message = 'ちょうど'
        } else {
          this.message = '多い'
        }
      }
    }
  })
  </script>
</body>
</html>

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3. おわりに

フィルタは値の表示時や、処理前などに統一的に行いたい処理を行うのに便利です。

紹介している一部の記事のコードはGitlabで公開しています。
興味のある方は覗いてみてください。

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