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C++で型を静的にキャストする

この記事は2019年12月10日に投稿しました。

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目次

  1. はじめに
  2. C++で型を静的にキャストする
  3. おわりに

1. はじめに

こんにちは、iOSのエディタアプリPWEditorの開発者の二俣です。
今回は業務で使用しているC++で型を静的にキャストする方法についてです。

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2. C++で型を静的にキャストする

C++で型を静的にキャストするには、static_cast演算子を使用します。
static_cast演算子は、int型やdouble型などのポインタ型以外の型のキャストには使用できますが、ポインタ型には使用できません。
また通常省略することが可能です。

実装例

#include "pch.h"
#include <iostream>

struct Parent
{
    std::string name;
};
struct Child : Parent {};

int main()
{
    Child child;
    child.name = "Child";
    std::cout << "child.name=" << child.name.c_str() << std::endl;

  // 親クラスにキャストします。
    child.name = "Parent";
    Parent parent = static_cast<Parent>(child);
    std::cout << "parent.name=" << parent.name.c_str() << std::endl;

    getchar();
}

実行結果

child.name=Child
parent.name=Parent

API Reference

static_cast演算子

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3. おわりに

static_cast演算子は、"(型)"でキャストすることと同じです。

紹介している一部の記事のコードはGitlabで公開しています。
興味のある方は覗いてみてください。

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