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C++/CLI でプライベートフィールドに値を設定する

この記事は 2021 年 02 月 12 日に投稿しました。

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目次

  1. はじめに
  2. C++/CLI でプライベートフィールドに値を設定する
  3. おわりに

1. はじめに

こんにちは、iOS のエディタアプリPWEditorの開発者の二俣です。
今回は業務で使用している C++/CLI でプライベートフィールドに値を設定する方法についてです。

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2. C++/CLI でプライベートフィールドに値を設定する

C++/CLI でプライベートフィールドに値を設定するには、以下の様な実装にします。

実装例

using namespace System;
using namespace System::Reflection;

ref class Child
{
private:
    String^ message;

public:
    Child(String^ message)
    {
        SetMessage(message);
    }

    void SetMessage(String^ message)
    {
        this->message = message;
    }

    void ShowMessage()
    {
        Console::WriteLine(message);
    }
};

ref class Parent
{
private:
    Child^ child;

public:
    Parent(Child^ child)
    {
        this->child = child;
    }

    void ShowMessage()
    {
        child->ShowMessage();
    }
};

[STAThreadAttribute]
int main()
{
    // Childに設定されたメッセージを表示します。
    Child^ child = gcnew Child("Good morning!");
    Parent^ parent = gcnew Parent(child);
    parent->ShowMessage();

    // Parentに設定されたChildオブジェクトを取得します。
    Type^ type = parent->GetType();
    FieldInfo^ fieldInfo = type->GetField("child", BindingFlags::Instance | BindingFlags::NonPublic);
    Child^ childObject = (Child^)fieldInfo->GetValue(parent);

    // 取得したChildオブジェクトのメッセージを変更します。
    childObject->SetMessage("Good night!");

    // Childに設定されたメッセージを表示します。
    parent->ShowMessage();

    Console::ReadKey();
    return 0;
}

実行結果

Good morning!
Good night!

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3. おわりに

業務であるオブジェクトに設定されたフィールドオブジェクトに値を設定する必要がありました。
その際汎用的にするため上記の方法で実現しました。

紹介している一部の記事のコードはGitlabで公開しています。
興味のある方は覗いてみてください。

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