C#で型を判定する(その3)

この記事は2019年11月24日に投稿しました。

目次

1. はじめに
2. C#で型を判定する(その3)
3. おわりに

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1. はじめに

こんにちは、iOSのエディタアプリPWEditorの開発者の二俣です。
今回は業務で使用しているC#で型を判定する(その3)の方法についてです。

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2. C#で型を判定する(その3)

C#で型を判定するには、as演算子を使用します。
as演算子は、正確にはキャストを行う演算子です。
as演算子でキャストを行った場合、キャストできない場合はnullが返却されます。
普通のキャストと異なり例外は発生しません。
そのためキャスト結果がnullかnullでないかで、型の判定が行えます。
またas演算子はオブジェクトと一致する型だけではなく、継承元の型も同じと判定されます。
ただしプリミティブ型には使用できません。

実装例

using System;

namespace CSharpAs
{
    class Program
    {
        // 親クラス
        class Animal { }

        // 子クラス
        class Cat : Animal { }

        // 子クラス
        class Dog : Animal { }

        static void Main(string[] args)
        {
            // Catクラスをoject型で生成します。
            object obj = new Cat();

            // 生成したオブジェクトが、各クラスの型と同じか判定します。
            // as演算子は、キャストできた場合はnull以外、キャストできない場合はnullを返却します。
            // またas演算子の場合、一致する型だけでなく、継承元の型も同じと判定されます。

            // 一致するクラスの場合
            Console.WriteLine($"Cat is Cat={obj as Cat != null}");

            // 親クラスの場合
            Console.WriteLine($"Cat is Animal={obj as Cat != null}");

            // 無関係なクラスの場合
            Console.WriteLine($"Cat is Dog={obj as Dog != null}");

            Console.ReadKey();
        }
    }
}

実行結果

Cat is Cat=True
Cat is Animal=True
Cat is Dog=False

API Reference

as演算子

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3. おわりに

前々回

www.paveway.info

前回

www.paveway.info

を紹介しました。
今回紹介したas演算子はキャスト演算子ですが、使い方により型の判定が行えます。

リンク

紹介している一部の記事のコードはGitlabで公開しています。
興味のある方は覗いてみてください。

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