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MFCのエディットコントロールで入力文字数を制限が誤動作する場合の対応

この記事は2019年07月18日に投稿しました。

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目次

  1. はじめに
  2. MFCのエディットコントロールで入力文字数を制限が誤動作する場合の対応
  3. おわりに

1. はじめに

こんにちは、iOSのエディタアプリPWEditorの開発者の二俣です。
今回は業務で使用しているMFCのエディットコントロールで入力文字数を制限が誤動作する場合の対応方法についてです。

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2. MFCのエディットコントロールで入力文字数を制限が誤動作する場合の対応

MFCのエディットコントロールで入力文字数を制限が誤動作する場合がありました。

原因

エディットコントロールの変数定義と入力文字数制限の定義を順番に記述しなかったため。

誤動作する実装例

MFCMaxCharsDlg.cpp

例では2つのエディットコントロール(IDC_EDIT1, IDC_EDIT2)の変数定義と文字数制限を追加した場合のソースです。

void CMFCMaxCharsDlg::DoDataExchange(CDataExchange* pDX)
{
    CDialogEx::DoDataExchange(pDX);
    DDX_Text(pDX, IDC_EDIT1, m_edit1);
    DDX_Text(pDX, IDC_EDIT2, m_edit2);
    DDV_MaxChars(pDX, m_edit2, 10);
    DDV_MaxChars(pDX, m_edit1, 5);     // <- 変数定義の直後に記述する必要があります。
}

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3. おわりに

複数のエディットコントロールがあるフォームで、エディットコントロールの変数定義文と入力文字数制限文をそれぞれまとめて記述しようとしたことがありました。
そうしたところ入力中は入力文字数の制限がかからず、何桁でも入力できるようになり、画面を閉じるときにエラーメッセージが表示されるようになりました。
原因を調べてみると、変数定義文と入力文字数制限文は続けて記述する必要があるようです。
余計なことはするもんじゃないなぁ、と思いました。

紹介している一部の記事のコードはGitlabで公開しています。
興味のある方は覗いてみてください。

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