この記事は2018年08月05日に投稿しました。
目次
C++/CLI & OpenCV画像処理GUIプログラミング―リッチなユーザーインターフェースを持つ画像処理プロ
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1. はじめに
こんにちは、iOSのエディタアプリPWEditorの開発者の二俣です。
今回は業務で使用しているC++/CLIの話です。
ラジオボタンを使っていくつかの処理のうち1つを選択して、処理を実行させたときのことです。
ラジオボタンのCheckedChangedイベントを利用したのですが、想定外の動作をしてはまりました。
その時のことをまとめてみました。
2. ラジオボタンのCheckedChangedイベントではまったこと
ラジオボタンを使って選択した処理を実行させたのですが、ある1つの処理だけ想定外の動作をしていました。
処理を実行した結果をラベルに表示させていたのですが、その処理だけ違う結果が表示されていました。
処理自体は正常に実行されており、なぜ違う結果が表示されるかわかりませんでした。
デバッガで該当のラジオボタンのイベントハンドラにブレークポイントをはって調査している間はわかりませんでした。
どうしてもわからなかったため、全部のラジオボタンのイベントハンドラにブレークポイントをはったところ原因がわかりました。
3. 原因は?
ラジオボタンのCheckedChangedイベントですが、ONにしたラジオボタン以外に、今までONだったラジオボタンでもOFFになったイベントが発生していました。
よく考えると当たり前かもしれませんが盲点でした。
4. 対応
CheckedChangedイベントのイベントハンドラで、ラジオボタンのチェック状況を確認し、ONの場合のみ処理するように修正しました。
修正自体はいたって簡単でした。
/** ラジオボタンが変更された時に呼び出されるイベントハンドラ */ private: System::Void RadioBtn_A_CheckedChanged(System::Objecct^ sender, System::EventArgs^ e) { // ラジオボタンがONになった場合 RadioButton^ radioBtn = (RadioButton^)sender; if (radioBtn->Checked) { // 処理を行う。 } }
API Reference
CheckedChangedイベント
5. おわりに
イベント処理ですが、ときどき自分の想定していた処理と違う動作をすることがあります。
実はコンボボックスでも同じようにはまったことがありました。
この話はまた別の機会にしたいと思います。
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