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Vue3でオブジェクトのリアクティブ変数を参照する

この記事は 2023 年 02 月 06 日に投稿しました。

目次

  1. はじめに
  2. Vue3でオブジェクトのリアクティブ変数を参照する
  3. おわりに

1. はじめに

こんにちは、iOS のエディタアプリPWEditorの開発者の二俣です。
今回は業務で使用しているVue3でオブジェクトのリアクティブ変数を参照する方法についてです。

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2.Vue3でオブジェクトのリアクティブ変数を参照する

Vue3でオブジェクトのリアクティブ変数を参照するには、toRefsユーティリティを使用します。

実装例

<script setup>
import { reactive, toRefs } from 'vue'

// オブジェクトのリアクティブ変数を定義します。
const item = reactive({
  value1: 0,
  value2: 0,
});
  
// itemを参照するリアクティブ変数を定義します。
const itemRef = toRefs(item);

// 更新ボタンがクリックされた時に呼び出されます。
const onClick = () => {
  // 参照した方のリアクティブ変数のプロパティを更新します。
  itemRef.value1.value++;
  
  // 参照元のリアクティブ変数のプロパティを表示します。
  console.log(item.value1);
  
    // 参照した方のリアクティブ変数のプロパティを更新します。
  itemRef.value2.value++;
  
  // 参照元のリアクティブ変数のプロパティを表示します。
  console.log(item.value2);
};
</script>

<template>
  <button @click="onClick">
    更新
  </button>
</template>

リファレンス

Vue3

toRefsユーティリティ

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3. おわりに

前回の

www.paveway.info

と異なり、toRefsユーティリティはオブジェクトのリアクティブ変数そのものを参照できるようです。

紹介している一部の記事のコードはGitlabで公開しています。
興味のある方は覗いてみてください。

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