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C++/CLIで配列をソートする。

この記事は2018年08月11日に投稿しました。

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目次

  1. はじめに
  2. ソート処理
  3. おわりに

これからはじめるVisualC++2010forマネージコードC++/CLI

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1. はじめに

こんにちは、iOSのエディタアプリPWEditorの開発者の二俣です。

今回は業務で使用しているC++/CLIの話です。
ディレクトリにあるファイルを読み込み、ファイルの内容を表示する処理を機能を実装した時のことです。
ファイルは複数あり、YYYYMMDD_HHMMDD.txtのようにファイル名に年月日時分秒が付けられていました。
ファイルの内容は最新のファイルから表示するという仕様でした。
そのためファイル名を降順にソートする必要がありました。

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2. ソート処理

最初、次のような処理を考えました。

  1. ファイル名の一覧を取得する。
  2. 取得したファイル名の一覧を降順でソートする。
  3. 降順にソートしたファイル名で、順番にファイル内容を表示する。

1と3の処理はすぐできたのですが、2の降順にソートする方法がarrayに用意されていないようでした。
そのため一旦昇順でソートしてから、終端から並びなおすようにしました。

// パス名のディレクトリにある、"*.txt"に一致するファイルパス名の一覧を取得します。
array<String^>^ filePathNames = Directory::GetFiles("パス名", "*.txt");

// ファイル名を昇順でソートします。
array<String^>::Sort(filePathnames);

// 昇順にソートしたファイル名を終端から順に取り出し、
// ファイルの内容を表示します。
int count = filePathNames->Length;
for (int i = count; i >= 0; i--)
{
    // ファイルの内容を表示する処理
}

API Reference
Directory::GetFilesメソッド
Array::Sortメソッド

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3. おわりに

実装した時は配列を逆順に並び替えるArray::Reverseメソッドを調べきれず、自分で実装するはめになりました。
後日他のことを調べていた時に、Array::Reverseメソッドが見つかり、実装した時に見つけられていれば...と、少し残念思いました。
でもこういった経験をすると、このことは割と記憶に残るので良しとしました。

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興味のある方は覗いてみてください。

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