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C#のDataGridViewでボタンを押下した時の処理を行う

この記事は2022年06月21日に投稿しました。

目次

  1. はじめに
  2. C#のDataGridViewでボタンを押下した時の処理を行う
  3. おわりに

1. はじめに

こんにちは、iOSのエディタアプリPWEditorの開発者の二俣です。
今回は業務で使用しているC#のDataGridViewでボタンを押下した時の処理を行う方法についてです。

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2. C#のDataGridViewでボタンを押下した時の処理を行う

C#のDataGridViewでボタンを押下した時の処理を行うには、CellContentClickイベントを使用します。

実装例

using System;
using System.Windows.Forms;

namespace SampleDataGridViewButton
{
    public partial class MainForm : Form
    {
        /// <summary>
        /// コンストラクタ
        /// </summary>
        public MainForm()
        {
            // コンポーネントの初期化を行います。
            InitializeComponent();
        }

        /// <summary>
        /// フォームがロードされた時に呼び出されます。
        /// </summary>
        /// <param name="sender">フォーム</param>
        /// <param name="e">イベント</param>
        private void MainForm_Load(object sender, EventArgs e)
        {
            // 1列目を名前列とします。
            DataGridView.Columns.Add(new DataGridViewTextBoxColumn());
            DataGridView.Columns[0].HeaderText = "名前";

            // 2列目をボタン列とします。
            var buttonColumn = new DataGridViewButtonColumn();
            // 列ヘッダの文字列を設定します。
            buttonColumn.Name = "操作";
            // ボタン文字列を表示します。
            buttonColumn.UseColumnTextForButtonValue = true;
            buttonColumn.Text = "表示";
            DataGridView.Columns.Add(buttonColumn);

            // データを設定します。
            DataGridView.Rows.Add("Apple");
            DataGridView.Rows.Add("Banana");
            DataGridView.Rows.Add("Orange");

            // 列幅を自動設定します。
            DataGridView.AutoResizeColumns();

            // 行の追加を禁止します。
            DataGridView.AllowUserToAddRows = false;
        }

        /// <summary>
        /// データグリッドビューのセル内容がクリックされた時に呼び出されます。
        /// </summary>
        /// <param name="sender">データグリッドビュー</param>
        /// <param name="e"></param>
        private void DataGridView_CellContentClick(object sender, DataGridViewCellEventArgs e)
        {
            // クリックされたセルの行インデックスと列インデックスを取得します。
            var rowIndex = e.RowIndex;
            var columnIndex = e.ColumnIndex;

            // ヘッダ行またはヘッダ列がクリックされた場合
            if ((rowIndex < 0) || (columnIndex < 0))
            {
                // 何もしません。
                return;
            }

            // ボタン列以外の場合
            if (columnIndex != 1)
            {
                // 何もしません。
                return;
            }

            // 名前列の内容を表示します。
            var value = (string)DataGridView.Rows[rowIndex].Cells[0].Value;
            MessageBox.Show(value);
        }
    }
}

実行結果

API Reference

DataGridViewクラス

CellContentClickイベント

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3. おわりに

前回

www.paveway.info

DataGridViewにボタンを追加するまでを紹介しました。
今回は追加したボタンが押下された時の処理について紹介しました。

紹介している一部の記事のコードはGitlabで公開しています。
興味のある方は覗いてみてください。

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