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VB6でOSに制御を戻す。

この記事は2018年10月23日に投稿しました。

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目次

  1. はじめに
  2. DoEvents関数
  3. おわりに

Visual Basic 6.0 300の技

Visual Basic 6.0 300の技

1. はじめに

こんにちは、iOSのエディタアプリPWEditorの開発者の二俣です。
今回は業務で使用しているVB6のお話です。

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2. DoEvents関数

VB6でOSに制御を戻すには、DoEvents関数を呼び出します。

使い方としては、無限ループや大量ループ処理の処理の中断やハングアップ防止に使ったりします。

実装例

Private isStop As Boolean

'ステータス確認などのポーリング処理を行います。
Private Sub Command1_Click()
    isStop = False
    Do
        'ステータス確認などのポーリング処理
        
        DoEvents
    Loop Until Not isStop
End Sub

'ポーリング処理を停止します。
Private Sub Command2_Click()
    isStop = True
End Sub

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4. おわりに

業務でDoEvents関数を使用しているコードを見ましたが、最初は何のためにあるのかわかりませんでした。
調べていくうちにVB6でマルチスレッド処理ができないため、DoEvents関数で疑似的にスレッド処理を行っていることがわかりました。

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