はじめに
アプリの設定値などはiniファイルやレジストリに保持するのが一般的だと思います。
今回はレジストリから保存された値を読み込む方法をまとめてみました。
RegistryKeyクラス
レジストリはRegistryKeyクラスで操作します。
対象となるCurrentUserのサブキーのRegistryKeyオブジェクトを取得するには、Registry::CurrentUser->OpenSubKey()を利用します。
そしてある項目名に対する値を取得するには、RegistryKeyクラスのGetValue()メソッドを使用します。
GetValue()メソッドで返却された値はObject型のため、値のデータ型に合わせて適切にキャストする必要があります。
/// /// サブキーのレジストリのキー項目の値を取得します。 /// @param subKey サブキー /// @param name 項目名 /// Object^ GetRegValue(String^ subKey, String^ key) { // サブキーのRegistryKeyオブジェクトを取得します。 RegistryKey^ rk = Registry::CurrentUser->OpenSubKey(subKey); // レジストリにサブキーが存在しない場合 if (rk == nullptr) { return; } // 項目名に対する値を取得します。 // 項目名が存在しない場合、nullが返却されます。 Object^ value = rk->GetValue(name); return value; }
API Reference
Registry::CurrentUser.OpenSubKeyメソッド
RegistryKey.GetValueメソッド
おわりに
iOSでは同じような仕組みで、UserDefaultとKeychainが用意されています。
使いやすさですが、UserDefaultはともかくKeychainの操作方法はクセがあり、使いにくいです。
レジストリへのアクセスの方が素直で使いやすいと思いました。
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