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ReactのMaterial UIのスライダーで移動単位量を小数で設定する

この記事は 2024 年 12 月 23 日に投稿しました。

目次

  1. はじめに
  2. ReactのMaterial UIのスライダーで移動量を小数で設定する
  3. おわりに

1. はじめに

こんにちは、iOS のエディタアプリPWEditorとその後継PWEditor2の開発者の二俣です。
今回はReactMaterial UIスライダー移動単位量を小数で設定する方法についてです。

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2. ReactのMaterial UIのスライダーで移動単位量を小数で設定する

ReactMaterail UIスライダーで移動単位量を小数で設定するには、以下のような実装にします。

実装例

create-react-appで作成したTypeScriptのプロジェクトです。

index.tsx
import React from "react";
import ReactDOM from "react-dom/client";
import App from "./App";

const root = ReactDOM.createRoot(
  document.getElementById("root") as HTMLElement
);
root.render(
  <React.StrictMode>
    <App />
  </React.StrictMode>
);

App.tsx

import * as React from "react";
import Box from "@mui/material/Box";
import Slider from "@mui/material/Slider";

export default function App() {
  return (
    <Box sx={{ width: 200, margin: 6 }}>
      <Slider step={0.1} max={10} valueLabelDisplay="on" />
    </Box>
  );
}

実行結果

リファレンス

React

Material UI

Slider

Slider(API)

create-react-app

TypeScript

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3. おわりに

移動単位量を小数とする場合、スライダーの表示される長さにより実際に移動させられる単位量が決まるようです。
実装例の長さ(幅)200だとstep0.1を指定しても0.1単位ではなく0.5単位でしか移動できませんでした。
そのためmax10を指定して全体を10としたところ、0.1単位で移動するようになりました。

紹介している一部の記事のコードはGitlabで公開しています。
興味のある方は覗いてみてください。

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