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Tcl/Tkでリストの要素を別の変数に設定する

この記事は 2024 年 5 月 30 日に投稿しました。

目次

  1. はじめに
  2. Tcl/Tkでリストの要素を別の変数に設定する
  3. おわりに

1. はじめに

こんにちは、iOS のエディタアプリPWEditorとその後継PWEditor2の開発者の二俣です。
今回は業務で使用しているTcl/Tkリストの要素を別の変数に設定する方法についてです。

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2. Tcl/Tkでリストの要素を別の変数に設定する

TCL/TKリストの要素を別の変数に設定するには、lassignコマンドを使用します。

書式

lassign<リスト> <変数1> <変数2> ... <変数n>

リストの要素数より変数の数が多い場合、空の文字列が設定されます。
リストの要素数より変数の数が少ない場合、残りの要素のリストが返されます。

実装例

# リストを作成します。
set l {Apple Banana Orange}

# 要素を変数に設定します。
# 要素数と変数の数が同じ場合
lassign $l value11 value12 value13

# 変数の内容を表示します。
puts $value11
puts $value12
puts $value13

# 要素を変数に設定します。
# 要素数より変数の数が多い場合
lassign $l value21 value22 value23 value24

# 変数の内容を表示します。
puts $value21
puts $value22
puts $value23
puts $value24

# 要素を変数に設定します。
# 要素数より変数の数が少ない場合
set ll [lassign $l value31 value32]

# 変数の内容を表示します。
puts $value31
puts $value32
puts $ll

実行結果

Apple
Banana
Orange
Apple
Banana
Orange

Apple
Banana
Orange

リファレンス

Tcl/Tk公式サイト(英語)

Tcl(Wikipedia日本語)

Tk(Wikipedia日本語)

list(英語)コマンド

lassign(英語)コマンド

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3. おわりに

lassignコマンドですが、便利そうですが使い道がちょっと思い浮かびません。

紹介している一部の記事のコードはGitlabで公開しています。
興味のある方は覗いてみてください。

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