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TypeScriptでRequired<T>型を使用する

この記事は 2022 年 12 月 7 日に投稿しました。

目次

  1. はじめに
  2. TypeScriptでRequired<T>型を使用する
  3. おわりに

1. はじめに

こんにちは、iOS のエディタアプリPWEditorの開発者の二俣です。
今回は業務で使用しているTypeScriptRequired<T>型を使用する方法についてです。

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2.TypeScriptでRequired<T>型を使用する

TypeScriptRequired<T>型ですが、全てのプロパティを必須プロパティにします。

実装例

// オプショナルプロパティを含む型を定義します。
type Person = {
    name: string;
    age?: number;
    address: string;
};

// Person型のオブジェクトを生成します。
// ageを設定しなくてもオブジェクトを生成できます。
const person1: Person = {
    name: "Taro",
    address: "Tokyo",
};

// Personのプロパティを全て必須プロパティとした型を定義します。
type RequiredPerson = Required<Person>;

// RequiredPersion型のオブジェクトを生成します。
// ageを設定しないとコンパイルエラーになります。
const person2: RequiredPerson = {
    name: "Jiro",
    age: 20,
    address: "Saitama",
};

リファレンス

TypeScript

TypeScript Document

Required<T>

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3. おわりに

Required<T>型を使用すれば、オプショナルなプロパティを含む型から必須プロパティのみの型にする場合、新たに型を作らなくても済みます。

紹介している一部の記事のコードはGitlabで公開しています。
興味のある方は覗いてみてください。

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