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WPFで画面を全画面表示する

この記事は2020年09月11日に投稿しました。

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目次

  1. はじめに
  2. WPFで画面を全画面表示する
  3. おわりに

1. はじめに

こんにちは、iOSのエディタアプリPWEditorの開発者の二俣です。
今回は業務で使用しているWPFの[DataGrid][DataGrid]でスクロールイベントを処理する方法についてです。

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2. WPFで画面を全画面表示する

WPFで画面を全画面表示するには、WindowStyleプロパティとWindowStateプロパティをそれぞれ、NoneMaximizedに設定します。

実装例

Mキーを押下すると全画面表示されます。
ESCキーを押下すると通常サイズで表示されます。

MainWindow.xaml

<Window x:Class="WPFFullScreen.MainWindow"
        xmlns="http://schemas.microsoft.com/winfx/2006/xaml/presentation"
        xmlns:x="http://schemas.microsoft.com/winfx/2006/xaml"
        xmlns:d="http://schemas.microsoft.com/expression/blend/2008"
        xmlns:mc="http://schemas.openxmlformats.org/markup-compatibility/2006"
        xmlns:local="clr-namespace:WPFFullScreen"
        mc:Ignorable="d"
        Title="MainWindow" Height="450" Width="800" KeyDown="Window_KeyDown">
    <Grid>
        
    </Grid>
</Window>
MainWindow.xaml.cs
using System.Windows;
using System.Windows.Input;

namespace WPFFullScreen
{
    /// <summary>
    /// MainWindow.xaml の相互作用ロジック
    /// </summary>
    public partial class MainWindow : Window
    {
        public MainWindow()
        {
            InitializeComponent();
        }

        private void Window_KeyDown(object sender, KeyEventArgs e)
        {
            // Mキーを押下すると全画面表示になります。
            if (e.Key.Equals(Key.M))
            {
                // タイトルバーと境界線を非表示にします。
                WindowStyle = WindowStyle.None;

                // 最大化表示します。
                WindowState = WindowState.Maximized;
            }

            // ESCキーを押下すると通常サイズの画面に戻ります。
            else if (e.Key.Equals(Key.Escape))
            {
                // タイトルバーと境界線を表示します。
                WindowStyle = WindowStyle.SingleBorderWindow;
                
                // 通常サイズで表示します。
                WindowState = WindowState.Normal;
            }
        }
    }
}

API Reference

WindowStyleプロパティ

WindowStateプロパティ

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3. おわりに

好奇心から全画面で表示する方法を調べてみました。
思ったより簡単にできました。
何かのアプリに応用してみたいと思います。

紹介している一部の記事のコードはGitlabで公開しています。
興味のある方は覗いてみてください。

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