この記事は2020年08月13日に投稿しました。
目次
1. はじめに
こんにちは、iOSのエディタアプリPWEditorの開発者の二俣です。
今回は業務で使用しているC++/CLIでパス文字列を結合する方法についてです。
2. C++/CLIでパス文字列を結合する
C++/CLIでパス文字列を結合するには、PathクラスのCombineメソッドを使用します。
書式
public static string Combine (string path1, string path2, string path3);
引数
path1
結合する1番目のパス
path2
結合する2番目のパス
path3
結合する3番目のパス
戻り値
結合されたパス
実装例
using namespace System; using namespace System::IO; [STAThreadAttribute] int main() { // 結合するパスを用意します。 String^ path1 = "C:\\dir1"; String^ path2 = "dir2\\"; String^ path3 = "dir3"; // path1とpath2とpath3を結合します。 // パス区切り文字"\"は必要に応じて付加されます。 String^ path = Path::Combine(path1, path2, path3); // 結合したpathを表示します。 Console::WriteLine(path); Console::ReadKey(); return 0; }
実行例
C:\dir1\dir2\dir3
API Reference
Pathクラス
Combineプロパティ
3. おわりに
パス文字列は、文字列を結合して作成することはよくあると思います。
自分で行う場合、文字列の先頭や終端にパス文字列"\"がある場合やない場合を考慮して結合する必要があり、ちょっと面倒な処理になります。
その点PathクラスのCombineメソッドを使用すれば、そこは考慮せず結合できるため便利です。
紹介している一部の記事のコードはGitlabで公開しています。
興味のある方は覗いてみてください。
私が勤務しているニューラルでは、主に組み込み系ソフトの開発を行っております。
弊社製品のハイブリッドOS [Bi-OS][Bi-OS]は高い技術力を評価されており、特に制御系や通信系を得意としています。
私自身はiOSモバイルアプリやウィンドウズアプリを得意としております。
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