プログラムを書こう!

実務や自作アプリ開発で習得した役に立つソフトウェア技術情報を発信するブログ

C++/CLIでインターフェースクラスを使用する

この記事は2020年06月21日に投稿しました。

f:id:paveway:20190914064630j:plain

目次

  1. はじめに
  2. C++/CLIでインターフェースクラスを使用する
  3. おわりに

1. はじめに

こんにちは、iOSのエディタアプリPWEditorの開発者の二俣です。
今回は業務で使用しているC++/CLIでインターフェースクラスを使用する方法についてです。

目次へ

2. C++/CLIでインターフェースクラスを使用する

C++/CLIでインターフェースクラスを使用するには、

interface class <インターフェースクラス名>

で定義します。

インターフェースクラスを実装するクラスは

ref class <クラス名> : <インターフェースクラス名>

で定義します。

実装例

main.cpp
using namespace System;

// インターフェースクラスは"interface class <インターフェースクラス名>"で定義します。
interface class IAnimal
{
    // メソッドを定義します。
    String^ GetName();
};

// インターフェースクラスを実装します。
// ref class <クラス名> : <インターフェースクラス名>で定義します。
ref class Dog : IAnimal
{
public:
    // インターフェースクラスで定義されたメソッドを実装します。
    // "virtual"で実装します。
    virtual String^ GetName()
    {
        // 自クラスの名前を返します。
        return this->GetType()->Name;
    }
};

// Dogクラス同様です。
ref class Cat : IAnimal
{
public:
    virtual String^ GetName()
    {
        return this->GetType()->Name;
    }
};

int main()
{
    // DogクラスをIAnimal^型の変数で生成します。
    IAnimal^ animal = gcnew Dog();
    Console::WriteLine(animal->GetName());

    // CatクラスをIAnimal^型の変数で生成します。
    animal = gcnew Cat();
    Console::WriteLine(animal->GetName());

    Console::ReadKey();
    return 0;
}
実行結果
Dog
Cat

目次へ

3. おわりに

今更ながらC++/CLIでインターフェースクラスの使用方法を調べてみました。
最初なにも見ずに"interface <クラス名>"で定義したところエラーになってしまいました。
C++/CLIの場合、"interface class <クラス名>"とする必要があるようです。
"class"はいらない気がしますが...

紹介している一部の記事のコードはGitlabで公開しています。
興味のある方は覗いてみてください。

目次へ


私が勤務しているニューラルでは、主に組み込み系ソフトの開発を行っております。
弊社製品のハイブリッドOS [Bi-OS][Bi-OS]は高い技術力を評価されており、特に制御系や通信系を得意としています。
私自身はiOSモバイルアプリウィンドウズアプリを得意としております。
ソフトウェア開発に関して相談などございましたら、お気軽にご連絡ください。

また一緒に働きたい技術者の方も随時募集中です。
興味がありましたらご連絡ください。

EMAIL : info-nr@newral.co.jp / m-futamata@newral.co.jp
TEL : 042-523-3663
FAX : 042-540-1688

目次へ