この記事は2020年01月30日に投稿しました。
目次
1. はじめに
こんにちは、iOSのエディタアプリPWEditorの開発者の二俣です。
今回は業務で使用しているMFCでIMEの切替を無視する方法についてです。
2. MFCでIMEの切替を無視する
MFCでIMEの切替を無視するには以下のような実装で行います。
IMEの切替を無視したい画面に、PreTranslateMessageハンドラを実装します。
PreTranslateMessageハンドラで、キー押下メッセージかつ半角/全角キーの場合、処理済みにします。
これによりIMEの切替を無視するようにしています。
/** * @brief メッセージ処理前に呼び出されるメッセージハンドラ * * @param [in] pMsg メッセージ */ BOOL CPasswordSettingDlg::PreTranslateMessage(MSG* pMsg) { // キー押下の場合 if (pMsg->message == WM_KEYDOWN) { // 半角/全角キー(カタカナひらがなキー)(0xE5)の場合 if (pMsg->wParam == 0xE5) { // 処理済みにします。 return TRUE; } } // その他はデフォルトの処理を行います。 return CDialogEx::PreTranslateMessage(pMsg); }
3. おわりに
前回
のエディットボックスはパスワード入力用に実装しました。
この関数だと画面表示時にはIMEをOFFにできますが、画面が表示されたあとIMEをONにできてしまいました。
そのため今回の対応で、IMEの切替を無視するようにしました。
紹介している一部の記事のコードはGitlabで公開しています。
興味のある方は覗いてみてください。
私が勤務しているニューラルでは、主に組み込み系ソフトの開発を行っております。
弊社製品のハイブリッドOS Bi-OSは高い技術力を評価されており、特に制御系や通信系を得意としています。
私自身はiOSモバイルアプリやウィンドウズアプリを得意としております。
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