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C++のstd::stringで文字列を切り出す

この記事は2019年10月02日に投稿しました。

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目次

  1. はじめに
  2. C++のstd::stringで文字列を切り出す
  3. おわりに

1. はじめに

こんにちは、iOSのエディタアプリPWEditorの開発者の二俣です。
今回は業務で使用しているC++のstd::stringで文字列を切り出す方法についてです。

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2. C++のstd::stringで文字列を切り出す

C++のstd::stringで文字列を切り出すには、substr関数を使用します。

書式

basic_string substr(size_type pos = 0, size_type count = npos) const;

引数

pos
切り出す最初の文字の位置(0起算)

count
切り出す文字列の長さ

戻り値

切り出された文字列

実装例

#include "pch.h"
#include <iostream>
#include <string>

int main()
{
    // 切り出し元の文字列
    std::string src = "orange apple banana";

    // 切り出し開始位置(0起算)のみ指定して切り出します。
    // この場合、文字列の末尾まで切り出されます。
    // 切り出し元の文字列から"banana"を切り出します。
    std::string dst = src.substr(13);
    std::cout << "[" << dst << "]" << std::endl;

    // 切り出し開始位置(0起算)と切り出す文字列の長さを指定して切り出します。
    // 切り出し元の文字列から"apple"を切り出します。
    dst = src.substr(7, 5);
    std::cout << "[" << dst << "]" << std::endl;
}

実行結果

[banana]
[apple]

API Reference

std::basic_string

substr関数

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3. おわりに

std::stringで文字列を切り出す必要があり、その方法を調査してみました。
よくあるsubstring関数が用意されていました。

紹介している一部の記事のコードはGitlabで公開しています。
興味のある方は覗いてみてください。

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