この記事は2019年09月25日に投稿しました。
目次
1. はじめに
こんにちは、iOSのエディタアプリPWEditorの開発者の二俣です。
今回は業務で使用しているC++のstd::stringで指定された文字と等しくない最初の文字を検索する方法についてです。
2. C++のstd::stringで指定された文字と等しくない最初の文字を検索する
C++のstd::stringで指定された文字と等しくない最初の文字を検索するには、std::basic_string::find_first_not_ofを使用します。
書式
size_type find_first_not_of(const basic_string& str, size_type pos = 0) const;
引数
str
検索する文字を指定する文字列
pos
検索を開始する位置
戻り値
見つかった位置
見つからない場合、std::basic_string::npos
実装例
#include "pch.h" #include <iostream> #include <string> int main() { // 検索される文字列 const std::string s("orange"); // "ora"が最初に一致しない位置を検索する→"n"の位置(3)が検索される。 std::cout << s.find_first_not_of("ora") << std::endl; // "r"が最初に一致しない位置を検索する→"o"の位置(0)が検索される。 std::cout << s.find_first_not_of("r") << std::endl; }
API Reference
std::basic_string::find_first_not_of
3. おわりに
std::stringでtrim機能がないため、文字列の先頭の空白文字の次の文字を検索するために使用しました。
紹介している一部の記事のコードはGitlabで公開しています。
興味のある方は覗いてみてください。
私が勤務しているニューラルでは、主に組み込み系ソフトの開発を行っております。
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