プログラムを書こう!

実務や自作アプリ開発で習得した役に立つソフトウェア技術情報を発信するブログ

C++で連想配列std::unordered_mapを使用する。

この記事は2019年07月20日に投稿しました。

f:id:paveway:20190914064630j:plain

目次

  1. はじめに
  2. C++で連想配列std::unordered_mapを使用する
  3. おわりに

プログラミング言語C++ 第4版

プログラミング言語C++ 第4版

1. はじめに

こんにちは、iOSのエディタアプリPWEditorの開発者の二俣です。
今回は業務で使用しているC++で連想配列std::unordered_mapを使用する方法についてです。

目次へ

2. C++で連想配列std::unordered_mapを使用する

C++の連想配列std::unordered_mapですが、以下のような特徴があります。

特徴

  1. 要素へは順番ではなく、キーによりアクセスします。
  2. キー順には並び替えられません。
  3. 同一キーは許されません。

基本的な使い方

要素へのアクセス:[]演算子の場合
// 変数を宣言します。
// テンプレートの第1引数がキーの型、第2引数が値の型になります。
std::unordered_map<std::string, int> map;

// キー"key1"に値"10"を設定します。
map["key1"] = 10;

// キー"key1"の値を取得します。
int value1 = map["key1"];
要素へのアクセス:atメソッドの場合
// 変数を宣言します。
std::unordered_map<std::string, int> map;

// キー"key1"に値"10"を設定します。
map.at("key1") = 10;

// キー"key1"の値を取得します。
int value1 = map.at("key1");

// 設定していないキー"key2"の値を取得した場合、out_of_range例外が投げられます。
int value2 = map.at("key2");

目次へ

3. おわりに

std::unoredred_mapはハッシュテーブルで実装されているようです。
同じような機能でstd::mapもありますが、こちらは平衡二分検索木で実装されているようです。
と言われても、両者の違いについてはあまりよくわかっていません。
そのうち詳しく調べたいと思います。

基礎からしっかり学ぶC++の教科書 C++14対応 マイクロソフト関連書

基礎からしっかり学ぶC++の教科書 C++14対応 マイクロソフト関連書

紹介している一部の記事のコードはGitlabで公開しています。
興味のある方は覗いてみてください。

目次へ


私が勤務しているニューラルでは、主に組み込み系ソフトの開発を行っております。
弊社製品のハイブリッドOS Bi-OSは高い技術力を評価されており、特に制御系や通信系を得意としています。
私自身はiOSモバイルアプリウィンドウズアプリを得意としております。
ソフトウェア開発に関して相談などございましたら、お気軽にご連絡ください。

また一緒に働きたい技術者の方も随時募集中です。
興味がありましたらご連絡ください。

EMAIL : info-nr@newral.co.jp / m-futamata@newral.co.jp
TEL : 042-523-3663
FAX : 042-540-1688

目次へ