この記事は2019年06月27日に投稿しました。
目次
エッセンシャルWPF:Windows Presentation Foundation (Programmer's SELECTION)
- 作者: Chris Anderson,星睦
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2007/10/31
- メディア: 大型本
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1. はじめに
こんにちは、iOSのエディタアプリPWEditorの開発者の二俣です。
今回は業務で使用しているWPFの印刷で印刷可能範囲を取得する方法についてです。
2. WPFの印刷で印刷可能範囲を取得する
WPFの印刷で印刷可能範囲を取得する方法ですが、以下のような手順になります。
1.まず前々回
前回
紹介した、PrintDialogまたはLocalPrintServerから印刷キューを取得します。
2.印刷キューから、プリンターの機能を識別するPrintCapabilitiesオブジェクトを取得します。
3.PrintCapabilitiesオブジェクトから、プリンターが使用できるページの領域を表すPageImageAreaオブジェクトを取得します。
4.PageImageAreaの以下のプロパティを取得し、プリンターの印刷可能範囲を求めます。
実装例
// デフォルトプリンターを使用します。 var server = new LocalPrintServer(); // 既定の印刷キューを取得します。 var queue = server.DefaultPrintQueue; // プリンターの機能を定義するオブジェクトを取得します。 var printCapabilities = queue.GetPrintCapabilities(); // プリンターが使用できるページの領域を表すオブジェクトを取得します。 var area = printCapabilities.PageImageableArea;
PageImageAreaのプロパティ
プロパティ名 | 内容 |
---|---|
ExtentWidth | 印刷範囲の幅(px) |
ExtentHeight | 印刷範囲の高さ(px) |
OriginWidth | 左側余白の幅(px) |
OriginHeight | 上側余白の幅(px) |
3. おわりに
印刷データを作成する際、プリンターの印刷可能範囲を校了しておけば、見切れたりすることなく印刷データが作成できます。
実戦で役立つ C#プログラミングのイディオム/定石&パターン
- 作者: 出井秀行
- 出版社/メーカー: 技術評論社
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