この記事は2019年03月09日に投稿しました。
目次
- 作者: WINGSプロジェクト?江賢,山田祥寛
- 出版社/メーカー: 日経BP
- 発売日: 2017/11/09
- メディア: 単行本
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1. はじめに
こんにちは、iOSのエディタアプリPWEditorの開発者の二俣です。
今回は業務で使用しているC#でスレッドを待機させる方法についてです。
2. C#でスレッドを待機させる
C#でスレッドを待機させる方法はいくつかあると思いますが、今回はManualResetEventを使用します。
実装例
実装例の動作
非同期のタスクをマニュアルリセットイベントのシグナル待ちにしておきます。
ボタンを押下し、シグナル状態にします。
シグナル状態になるとタスクの待機状態が解除され、ラベルを更新します。
using System; using System.Collections.Generic; using System.ComponentModel; using System.Data; using System.Drawing; using System.Linq; using System.Text; using System.Threading.Tasks; using System.Windows.Forms; using System.Threading; namespace SampleManualResetEvent { public partial class Form1 : Form { // マニュアルリセットイベントを作成します。 private ManualResetEvent mre = new ManualResetEvent(false); private int count = 0; public Form1() { InitializeComponent(); // 非同期処理を開始します。 Task.Run(() => { while (true) { // シグナル状態になるのを待ちます。 mre.WaitOne(); // ラベルの表示を更新します。 this.Invoke(new MethodInvoker(delegate { lblMessage.Text = "Button press count = " + ++count; })); // シグナル状態をリセットします。 mre.Reset(); } }); } private void btnCountUp_Click(object sender, EventArgs e) { // シグナル状態にします。 mre.Set(); } } }
3. おわりに
業務で使用しているツールをリプレースしようと思い、勉強がてらC#で作ることにしました。
スレッド処理の待機解除に今回のManualResetEventを使用してみました。
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