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MFCで円周率の定数を使用する。

この記事は2019年02月27日に投稿しました。

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目次

  1. はじめに
  2. MFCで円周率の定数を使用する
  3. おわりに

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1. はじめに

こんにちは、iOSのエディタアプリPWEditorの開発者の二俣です。
今回は業務で使用しているMFCで円周率の定数を使用する方法についてです。

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2. MFCで円周率の定数を使用する

MFCで円周率の定数を使用する方法ですが、円周率の定数はmath.hに定義されています。
しかしそのままインクルードしても使用できません。
_USE_MATH_DEFINESをマクロ定義する必要があります。

実装例

#define _USE_MATH_DEFINES
#include <math.h>

/**
 * @brief 度をラジアンに変換します。
 *
 * @param [in] degree 度
 * @return ラジアン
 */
double Degree2Radian(double degree)
{
    // M_PIがmath.hに定義されている円周率の定数です。
    double radian = degree * M_PI / 180.0;
    return radian;
}

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3. おわりに

実装例に載せましたが、度をラジアンに変換する必要があり、円周率が必要でした。
精度に合わせて自分で定義してもいいのですが、おそらくどこかに定義されていると思い調べてみました。
ただヘッダファイルをインクルードしただけでは利用できないところがミソでした。

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