SwiftでデータベースRealmのモデルを作成する。

この記事は2019年01月13日に投稿しました。

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1. はじめに

こんにちは、iOSのエディタアプリPWEditorの開発者の二俣です。
PWEditorではデータベースにSwift版Realmライブラリを使用しています。
何回かに分けてRealmライブラリの使い方を紹介したいと思います。

今回はモデルの作成方法について紹介します。

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2. SwiftでデータベースRealmのモデルを作成する

2-1. インストール

Swift版Realmはライブラリとして提供されています。
PWEditorではCocoaPodsでインストールしています。

以下は端末を開き、アプリのプロジェクトフォルダで作業して下さい。

1. 最新のRealmをインストールするため、以下のコマンドを実行しCocoaPodsのSpecリポジトリを更新します。

pod repo update

2. プロジェクトフォルダに、以下のPodfileを作成します。

use_frameworks!  
pod 'RealmSwift'

3. 以下のコマンドを実行し、Realmライブラリをインストールします。

pod install

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2-2. モデルとは

Realmのモデルとは、データベースでいうとテーブルと考えられます。
Realmのモデルはクラスとして作成します。
アプリケーションはモデルを通して、Realmのデータベースにアクセスすることになります。

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2-3. モデルの作成方法

Realmのモデルはクラスとして、以下のように作成します。

Objectクラスを継承するようにします。
テーブルの項目は、クラスのプロパティとして"@objc dynamic var ～"で定義します。
プライマリキーとなる項目はprimaryKeyメソッドをオーバーライドして、プライマリキーとなる項目の項目名を返却するようにします。
プロパティに使用できるデータ型は以下の通りです。
- Bool
- Int、Int8、Int16、Int32、Int64
- Double
- Float
- String
- Date
- Data

実装例

// モデルクラス
import RealmSwift

class PersonalInfo: Object {

    // ID
    @objc dynamic var id = 0　// プライマリーキー項目(項目名は任意です)
    
    // 名前
    @objc dynamic var name = ""
    
    // 年齢
    @objc dynamic var age = 0
    
    // 住所
    @objc dynamic var address = ""
    
    // Eメールアドレス
    @objc dynamic var email = ""

    /**
     プライマリキーのプロパティ名を返却します。
     
     - Returns: プライマリキーのプロパティ名
     */
    override static func primaryKey() -> String? {
        return "id"
    }
}

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3. おわりに

PWEditorでデータベースの導入を検討した時、最初はCoreDataを検討しました。
しかしCoreDataの情報はあまりなく、また使い方も独特なので導入を断念しました。

次に検討したのがRealmでした。
当時Realmも情報はあまりありませんでした。
しかし公式サイトのドキュメントを見ながら、PWEditorで必要な機能が実現できたため、利用することにしました。

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