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SwiftのBox APIでファイルデータを取得する。

この記事は2018年10月09日に投稿しました。

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目次

  1. はじめに
  2. 前提
  3. ファイルデータ取得処理
  4. おわりに

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1. はじめに

こんにちは、iOSのエディタアプリPWEditorの開発者の二俣です。
今回はSwiftのBox APIでファイルデータを取得する手順の紹介です。

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2. 前提

iOSアプリからBox APIにアクセスするため、Box iOS SDKライブラリを使用します。
以下の記事を参考に、Box APIを使用する準備をしておいてください。

paveway.hatenablog.com

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3. ファイルデータ取得処理

SwiftのBox APIでファイルデータを取得するには、クライアントオブジェクトのfileDownloadRequestメソッドを使用します。

以下がファイルデータを取得する手順です。 この手順は、Box iOS SDKライブラリのドキュメントFilesDownload a Box Fileを参考にしました。

  1. Boxのクライアントオブジェクトを取得します。
  2. クライアントオブジェクトのfileDownloadRequestメソッドで、ファイルダウンロードリクエストを生成します。
    fileDownloadRequestメソッドの引数には、

    • ファイルのID
    • ダウンロード先ローカルファイルパス名 Dropbox APIと同様、Boxでファイルデータを取得する場合、ファイルデータだけを取得することはできず、ローカルファイルとしてダウンロードされます。

    を指定します。

  3. ファイルダウンロードリクエストのperformメソッドを実行し、ファイルをダウンロードします。 ファイルダウンロードの進捗状況と結果は、それぞれクロージャーで返却されます。
    ネットワークアクセスしますので、PWEditorではファイルダウンロード中は、処理中ダイアログを表示しています。
  4. エラーがあれば、結果のクロージャーの引数errorが設定されます。

実装例

import BOXContentSDK

/**
 ファイルのデータを取得します。

 - Parameter fileId: ファイルのID
 - Parameter localFilePath: ダウンロード先ファイルパス名
 */
func getFileData(_ fileId: String, localFilePath: String) {
    // 1. クライアントオブジェクトを取得します。
    guard let client = BoxContentClient.default() else {
        // クライアントオブジェ久我取得できない場合、処理を終了します。
        // 必要に応じてエラー処理を行ってください。
        return
    }

    // 2. ファイルダウンロードリクエストを取得します。
    let request = client.fileDownloadRequest(withID: fileId, toLocalFilePath: localFilePath)
    
    // 3. ファイルをダウンロードします。
    request.perform(progress: { (totalBytesTransferred, totalBytesExpectedToTransfer) -> Void in
    }, completion: { (error: Error?) -> Void in
        // 4. エラーかチェックします。
        if let error = error {
            // エラーの場合、処理を終了します。
            // 必要に応じてエラー処理してください。
            return
        }

        // 以降正常終了した場合の処理を記述してください。
        
        // PWEditorでファイルデータは、ファイルではなくメモリ上に保持します。
        // そのためダウンロードされたローカルファイルのデータは、String型に変換します。
        // 変換後、ローカルファイルは削除します。
    })
}

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4. おわりに

ファイルデータを取得する場合、Dropbox APIも同様にファイルをダウンロードする必要がありました。
Dropbox APIの時はアプリの領域にファイルをダウンロードするようにしました。
そのためファイルデータ取得後にダウンロードしたファイルを削除するにようにしました。
しかしファイルの削除の失敗するとローカルファイル一覧に表示されてしまいました。
今回Boxドキュメントをみると、テンポラリ領域にファイルをダウンロードするようにしていました。
Dropbox APIの時もそのようにすればよかったです。

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詳解 Swift 第4版

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紹介している一部の記事のコードはGitlabで公開しています。
興味のある方は覗いてみてください。

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